ウォレットとは
ウォレットは「秘密鍵とアドレスのペア」を管理するものです。パスワードとは根本的に異なる仕組みで、実際の操作はウォレットアプリ(MetaMask など)が代行します。
鍵のしくみ
秘密鍵 は巨大な乱数です。256ビットのランダムな数値で、これが「あなた」を証明する唯一のものです。 絶対に他人に見せてはいけません。
アドレス は秘密鍵から数学的に生成される識別子で、受け取り口として使います(`0x...` で始まる文字列)。 技術的には「公開鍵」を経由して生成されますが、実際にユーザーが扱うのはアドレスです。 アドレスは誰に見せても問題ありません。
重要なのは、アドレスや公開鍵から秘密鍵を逆算することは(現在のコンピュータでは)事実上不可能だということです。 これが Web3 のセキュリティの根拠です。
署名とはなにか
ウォレットで「承認」するとき、実際には秘密鍵でメッセージに署名しています。 この署名処理はウォレットアプリが自動で行うため、ユーザーが秘密鍵を直接操作することはありません。 受け取った側はアドレスと署名を照合して「この操作は確かにその秘密鍵の持ち主がしたもの」と検証できます。 パスワードのようにサーバーに送信・保存されるものではありません。
Nobiq では、ログイン時にこの署名を使って本人確認を行います。 ただし、セッション管理や会員状態の制御はサーバー側でも行っており、ウォレットだけですべてが完結するわけではありません。
シードフレーズ
ウォレットを作成すると、12〜24個の英単語からなる シードフレーズ(リカバリーフレーズ) が生成されます。 このフレーズから「シード」と呼ばれる値が作られ、そこから複数の秘密鍵が派生します。つまり、1つのシードフレーズで複数のアドレスを管理できます。
このフレーズを持っている人は、そこから派生するすべてのアドレスと資産にアクセスできます。 クラウドには保存せず、紙に書いて安全な場所に保管してください。
ウォレットでできること
ウォレットは Web3 の多くの操作の起点として使われます。
- dApp(分散型アプリ)へのログイン
- 暗号資産の送受金
- スマートコントラクトの実行
- NFT の保有・転送
- DAO への投票